僕は6月の一週間ちょっとの時間を愛センターで過ごしました。
それまでは目的なく放浪する旅を繰り返していたのですが、
今回はボランティアというものがどういうものか興味があったのです。
初めはお邪魔にならないか不安でしたが、
子どもたちが遊ぼうと誘ってくれてすぐに仲良くなれました。
久しぶりに爪の間が真っ黒になるまで遊んだなぁ。
男女や歳関係なく遊ぶ子どもたちを見ていると、
とても平和な気持になりました。
英語と日本語の授業があり、
どちらも生徒と会話したり、歌を教えたり、
先生のフォローをして教科書を進めたりしました。
僕は塾講師のアルバイトをしているのですが、
生徒全員の意欲ある態度には羨ましさを感じました。
また、現地の先生方とも本当に仲良くなれ、
今では全員が僕の親友です。
先生達も意欲に満ちていて、たくさん議論できて楽しかったなぁ。
他の日本人ボランティアとも仲良くなれて、本当に刺激になりました。
結局、誰かのために奉仕するボランティア!ではなく、
完全に楽しんでしまいました。
楽しくて楽しくて、アンコールワットへ行くバスを
直前でキャンセルしてしまいました。
お別れの挨拶をしたばかりなのに戻ってきた僕に
生徒が『信じられませーん』と流暢な日本語でツッコミを入れてきました。
誰かのために、を前提にするのではなく、
自分も楽しんで結果的に誰かのためになる、
そんな素敵な体験ができました。
僕は大学四年生なので今年が最後の自由な時間です。
帰国した当日に九月のカンボジア行きのチケットを買っちゃいましたが、
早くも来年からは行く時間がないかもしれないと悲嘆にくれています。
でも、寄付という形で協力ができることが嬉しいです。
この『寄付する』ことに関してはこの旅で一番考え方が変わりました。
日本にいるときは寄付することに『お金で解決するみたいでちょっと』とか
『本当にちゃんと使うかわからない』と言い訳して
あまり協力していませんでした。
しかし今回思ったのは、本当に寄付は必要で、
絶対に為になることだということです。
お金の話はみんなi 言い辛いのですが、
しかし現実は必要なものです。
偽善だとかどうとか深く考えるのではなく、
ただ役に立つならやろう、と自然な気持になればいいのです。
別に特別偉いことをしているわけでもなく、
ただ少しでも協力できた喜びを味わいましょう!
色々偉そうに言いましたが、
とにかく愛センターはとても楽しいところです。
堅苦しく考えず、
まずは連絡を取ってみて旅の目的地に追加してみてください。
地雷とアンコールワットだけがカンボジアではなく、
素敵な希望がたくさんあるとわかりますから。
笹井良太
ボランティアのお申し込み、ご質問は、連絡先 渡辺 藍 aicom83@hotmail.com
私は大学の休学期間を利用して、7月頃に約1ヶ月と10月末から2ヶ月の合計3ヶ月間、フリースクールでボランティアをさせていただきました。
子供たちはとても無邪気で素直で、本当にかわいらしかったです。立っていればイスを用意してくれたり、日に当たっていれば日陰に連れていってくれたり、自分のお小遣いで買ったお菓子を分けてくれたりと、思いやりあふれるいい子たちでした。
今までのボランティアの方たちの影響か、私が最初に受けたのはシャイというよりも人なつっこい印象でした。フリースクールに到着してまず聞こえたのも「こんにちは!」という元気なあいさつでした。
私がフリースクールでしていたのは、基本的には日本語の授業の先生です。ひらがなを教えたり、会話文を教えたり。ゲーム形式にしたこともありました。もっといろいろアイデアを加えておもしろい授業ができたらよかったなとは思いますが、こんな私の授業も子供たちは一生懸命聞いて勉強してくれていました。授業の後の休み時間に、今教えたばかりの日本語を使って話しかけてきてくれる子もたくさんいましたし、最初に子供たちと出会ってから年末に帰るまでの間に見違えるほどの上達を見せてくれました。
それとよく授業で日本の歌を教えていました。曲調もカンボジアのものとは全然違うし言葉の意味もわからないのに、メロディーだけでなく歌詞まで暗記してしまう子もいて、熱心さに驚きました。 休み時間には追いかけっこやら卓球やら体を存分に使って遊んだり、手遊びをしたり、一緒に歌を歌ったり、とにかくいろんなことをして遊びました。
子供たちがクメール語を教えてくれるので最後には子供の言っていることが多少はわかるようになり、ごくごく簡単な会話ができるようになったりして、本当に嬉しかったです。
また、印象的だったのは先生方がとても熱心であるということです。どうしたらフリースクールはもっとよくなるかと真剣に考えている姿や、子供たちと一緒になって遊んでいる姿を見て、子供たちに対する愛を感じていました。
そして私自身スタッフの方々には大変お世話になり、本当に感謝しています。初めての土地に一人で飛び込み、正直ものすごく不安を抱えていましたがとてもよくしてくださったおかげでカンボジアでの生活を楽しむことができました。
子供たちと過ごした3ヶ月は楽しくてたまらなかったです。本当にかわいい子たちです。本当に優しい子たちです。先生方といろいろなところへ出かけられたことも、とても楽しくいい思い出になりました。子供たちにも先生たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に、このような機会に出会わせて下さったセンターの皆さんに、心から感謝します。本当にありがとうございました。 必ずまた行きます!
高木
ボランティアのお申し込み、ご質問は、連絡先 渡辺 藍 aicom83@hotmail.com
大学の春休みを利用して約2週間、カンボジアのプノンペンにある、フリースクールのボランティアに参加しました。東南アジアの滞在で、「何か現地の人たちと触れ合えるような滞在にしたいなぁ」というのが、このボランティアをしようと思ったきっかけでした。また以前から東南アジアの子供たちの、教育面や生活面における現地の状況などに興味がありました。
私は飛行機ではなく、タイからの陸路でカンボジアの国境を越えましたが、国境を越えたとたん、その風景はタイのものと比べて一変しました。そのときのカンボジアの第1印象は、「埃っぽくてゴチャゴチャしているなぁ」というものでした。それはある意味、カンボジアがまだまだ発展途上国であるということを感じさせるものでした。
しかし、国の発展状況とは対照的に、フリースクールで出会った子供たちはみんな元気いっぱいでした。最初のうちは、見慣れない外国人に子供たちは、興味はあるけど、どう関わっていけばいいか分からない。といった感じでした。フリースクールに通い、子供たちと一緒に授業を受けてみたり遊んでいく中で、2、3日も経つと「あれやって!」とか「これ一緒にやろう!」と私の腕を引っ張ってくるようになり、気づいたら子供たちの輪の中で一緒に遊んでいました。子供たちと遊ぶ中で、日本や日本語に興味を持ってくれて、日本語の「こんにちは」や「ありがとう」などの言葉を覚えて、 使ってくれるようになったことが、日本人としてとてもうれしかったです。子供たちは学ぶということに対してとても貪欲で、同時に私自身、子供たちからいろいろなことを教わりました。
日本語の授業では、先生の授業の補佐をする形で、手伝わせていただきました。その中で1度特別授業として、日本の習慣や文化について、子供たちに話をさせてもらう機会をいただきました。子供たちは、日本の場所さえも知らない子がほとんどでしたが、日本の「温泉」や「コタツ」の写真を見て、とても驚いていました。こういった形でボランティアの日本人が子供たちの学習のいい刺激になればと思いました。
授業前や授業後にフリースクールのスタッフと一緒にご飯を食べに行って、そこでカンボジア人の考え方、カンボジアの文化、習慣を体験できたことも、私にとってとても貴重な経験となりました。カンボジア人のスタッフと、カンボジアの現状についてよく話をしました。その中で、貧しい子供たちや学習意欲のある子供たちに、学ぶ機会を与えるということがとても大切であることを痛感しました。
あっという間に2週間が経ち、カンボジアの国を出国するときには、カンボジアの印象がいつの間にか「みんな明るくて、元気な人がいっぱい」という前向きなものに変わっていました。これもすべて、フリースクールの子供たちやスタッフの皆さんと、かけがえのない時間を共に過ごさせてもらったからだと思います。本当にありがとうございました。この先も子供たちの成長を見守っていきたいですし、機会があればまた直接フリースクールに行ってみたいと思います。
最後に、カンボジア語には、日本語の「つ」という発音がないので、うまく発音できない子は「つ」の代わりに「す」と言ってしまいます。誰か、「つ」の発音をうまく教えることができる人がいれば、ぜひ現地に行って教えてあげてほしいです。
松田
ボランティアのお申し込み、ご質問は、連絡先 渡辺 藍 aicom83@hotmail.com
私は二週間、カンボジアのフリースクールでボランティアをさせて頂きました。1番思い出に残ってることは、カンボジアで毎日汗だくになりながら子どもたちと遊んだことです。
子どもは、遊ぶことで成長できると思いますので、とにかく一緒に楽しく遊びました。遊びの中には、現地で簡単にできる実験も取り入れました。
表面張力や静電気などを利用した実験は、子どもたちにとって新鮮であり、興味をもってチャレンジする子が多くいました。
特にカンボジアでよく使うストローを利用した静電気の実験は子どもの興味を引き、みんな一生懸命ストローをこすって紙をくっつけたりしてました。
科学の不思議さや面白さに気づき、それを追い求めていってもらいたいと思っています。
また、日本語の勉強にもなるかと思い、カルタを作って紹介したところ、楽しく遊ぶことができました。
それから、現地の遊びを子どもから教えてもらったりもしました。 授業中は子どもと一緒に授業に参加したり、日本語の授業の時間はお手伝いをさせて頂きました。
子どもたちは個性豊かな子で、一緒にいて楽しいですし、とてもかわいいです! 子どもの無邪気な笑顔が、疲れを吹き飛ばしてくれていたように思います。
言葉は通じなくても、お互い気持ちのやりとりができる不思議な空間と、最高に楽しいときを子どもたちと共有しました。
子どもたちとの別れはつらかったですが、今度また会いに行きたいです。この様な貴重な体験ができたのも、親切なスタッフさんのお陰です。
またフリースクールに行こうと思います。子どもたちがどの様に成長しているか楽しみです!それまで元気でいることを願っています! これからも日本からできる支援をさせて頂きたいと思います。
今はお世話になった子どもたち、フリースクールのスタッフさんたちに感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございました。
原田 匡剛
ボランティアのお申し込み、ご質問は、連絡先 渡辺 藍 aicom83@hotmail.com
カンボジアの恵まれない子供達に教育するセンター
●住所
#629 group 6,St33,sangkat stungmeanchey, khan meanchey phnom penh, Cambodia
To. Mr. Thai Hourt (日本語可)
TEL 012-939598
渡辺 TEL 855-12-985212(日本から)
TEL 012-985212(カンボジア国内から)
E-mail :aicom83@hotmail.com
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